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ファンと共に踏み出す第一歩!クラウドファンディングで350万円超えを達成した川上実津紀さんに迫る

INTERVIEW
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左:川上実津紀 右:井口恵

2012年3月にgrramのボーカル久川実津紀メジャーデビュー。

同年、「悲しいほど 今日の夕陽 きれいだね」が
テレビアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマソングに抜擢。

デビュー後は音楽活動と並行して、ラジオパーソナリティとしても活躍。
現在、ライブ配信アプリの17Live(イチナナ)ではトップライバーとして注目されている。

 

CD製作の資金調達を、
kanattaのクラウドファンディングで挑戦したところ、
目標金額を152%上回る381万6,000 円の支援を達成。

 

そんな、多くの人に応援される川上実津紀の魅力や、クラウドファンディングでの成功の秘訣について、Kanattaの社長・井口恵がインタビューした。

 

「今がチャンス」CD制作に至るまで

井口恵:まず、今までのご経歴を教えて頂けますか?

川上実津紀:音楽をやりたいと思い始めたのは中学生の頃で、
高校生の時にミュージックスクールに通い始めました。

校内オーディションで年間グランプリを受賞したことがきっかけで
前の事務所の社長と出会い、すぐにメジャーデビューが決まったんです。

親との絶対条件が大学を卒業することだったので、
大学に通いながら大阪のライブハウスを拠点として活動していたのですが、

「自分の足で動いて活動したい」
「東京で歌ってみたい」
との考えが次第に強くなり、

大学卒業を機に事務所を退所し、
東京に上京してフリーとして活動をスタートしました。

その頃から始めたライブ配信を毎日続ける中で、
新しいファンの方と多く出会うことができ、
いい流れができてきたからこそ、
「今がチャンス」だと思ってCD製作に踏み切りました。

 

ファンの力を形に。クラウドファンディングへ挑戦

井口恵:それでクラウドファンディングに挑戦されたんですね!

川上実津紀:はい。アルバムを作ろうと思った時に、
1曲あたりいくらかかるのか、
音楽プロデューサーの方に相談したんです。

メジャー時代に制作したCDと同クオリティのCDを
私一人で制作するには、
相当な資金が必要なんです。

「チャンスの今だからこそ、アルバムを出したい。」
「ファンの方の期待に応えるような、ハイクオリティの作品にしたい。」

いろいろ考えた結果、ファンの方の力をお借りしようと思い、
クラウドファンディングに挑戦しました。

 

井口恵:目標金額を大幅に上回っての達成、本当に素晴らしいです!

川上実津紀:ありがとうございます! とても嬉しいです!

 

目標金額を達成したのは「待ってくれたファンの方々のおかげ」

川上実津紀:一つは、メジャー時代のファンの方が、
フリーでの活動再開を心待ちにして下さったことですね。

実は、東京では全く活動をするための土台がなかったので、
2年程準備期間を設けていたんです。

次の作品を早く聴きたいという思いが、
ファンの方々の中で積もり積もって、
やっとニューアルバム…!!
という気持ちが大きかったのかなと思います。

また、この1年半で行っていたライブ配信を通じて、
素敵なクリエイターや音楽関係者の方と出会うこともでき、
そういった良いニュースをファンの方にも報告していたんです。

「もしかしたら良い作品ができるんじゃないか」という期待感が
ファンの方々の中で高まったことも一つの要因になったのではと思います。

やはり、いいものを作ろうと思うと、
誰と一緒に手を組んで仕事をするかが大事になってきます。

焦って行動せず、準備期間を設けてよかったなと思いますし、
2年間の間に新しいファンの方々とも出会うこともでき、結果的によかったと思います。

 

ファンとのコミュニケーションの中で生まれたリターン

井口恵:川上さんは、何に対してもちゃんと準備期間設けるタイプですか?

川上実津紀:いえ、実は全然アンバランスなんです(笑)

でも、クラウドファンディングは、
ファンの皆さんが頑張った対価であるお金を頂くことになるので、
ちゃんとやらなきゃ!と常に気を引き締めていました。

井口恵:高額の支援をしている方も数名いらっしゃいましたね。

川上実津紀:本当にびっくりしました。

ライブ配信でファンの方とコミュニケーションを取る中で、
「僕はこれくらいの金額を実津紀さんに用意しています」
と伝えてくれたファンの方がいたんです。

初めは高額のリターンの設定は、
「俺たちをなんだと思っているんだ!!」と、
ファンの方にお叱りを受けるのではないかと心配していたんです。

その1人のファンの方の思いを聞いて、
思い切って50万円のリターンを用意したところ、
数名の方から支援を頂き、本当に感謝でした。

井口恵:すごいですね!
リターン内容は、そのファンの方を想って考えたんですか?

川上実津紀:そうですね。
そのファンの方が、何を喜ぶかを考えましたし、
実際どんなリターンが良いかも直接聞きました。

井口恵:支援者の方に事前に意見を聞くことは、
クラウドファンディング成功の秘訣の一つでもありますが、
それを自然にやっておられたんですね。

川上実津紀:ファンの方の意見を聞くことができたのは、ライブ配信をやっていたおかげですね。
本当に、ファンの皆様には感謝です。

クラウドファンディングが終了して、約100名の方から頂いた支援金額を目にすると、
期待に応えよう、自分の作品をもっといいものにしていこうと決意が高まります。

単純に金額もそうですが、
その支援に込められた思いも含めて、
受け取るものがとても大きいので。

なんというか…支援を頂いて、初めて感じる気持ちがありますね。

目標金額を上回ったら収録曲数を増やすとファンの方には伝えていたので、
現在、何曲か追加で制作しています。

ファンの方に待っていただいた分、その期間に負けないような最高の作品にします。

クラウドファンディングのプラットフォームを借りる意味は、見え方・信頼性・透明性

井口恵:クラウドファンディングに挑戦して、苦労したことや難しかったことはありますか?

川上実津紀:一番は、リターンの設定ですね。

できるだけ良いリターンを設定したいと思いましたが、
50万円のコースまで用意したので、
リターンの金額ごとにどう差別化するかが難しかったです。

また、グッズをたくさん用意しすぎると、
グッズにお金がかかりすぎて、資金をCD制作費に回せない。

最終的に、レコーディング現場を見てもらうなどの、
経験の提供をすることにしましたが、そのバランスにはすごく悩みました。

井口恵:リターンの設定は、
クラウドファンディングに挑戦する方は、誰もが悩む問題ですよね。

川上実津紀:そうですね。また、クラウドファンディングは支援金額に手数料がかかってくるじゃないですか。
ファンの方から、「支援したいけど、手数料が気になります」や、
「ライブ会場で直接お金を渡してもいいですか?」という意見があり、
ファンの方に納得した上で支援して頂くためには、どう説明するかは難しかったです。

井口恵:私もファンだったら直接渡したいって思っちゃいますし、
ファンの方の気持ち、すごくわかります・・・!

 

川上実津紀:お気持ちはとても嬉しいのですが、
私としては、見え方・信頼性・透明性も含めてちゃんとしたシステムを使うことは大事だと考えていたんです。

自分でそういったシステムを用意するには、手数料以上のお金がかかります。

各SNSに銀行口座を書いて、
ここに振り込んで下さいということは簡単ですが、
とても不透明ですし、信頼性もない。

クラウドファンディングは活動報告を通じてファンの方に共有できますし、
今どのくらいの金額が集まっているかも確認できます。

透明性や信頼性もありますし、一体感も出ていいなと思ったので、
クラウドファンディングのプラットフォームを借りる意味は大きいと思います。

井口恵:そう言って頂けると、私としても嬉しいです!
さらにサービス向上に尽力していきます。

メジャー時代の自分を超える。自分史上最高の作品をファンへ

井口恵:最後に、川上さんの今後のビジョンを教えて頂けますか?

川上実津紀
まずは、今制作しているCDを、自分史上最高の作品にしてファンの方に届けることですね。

その上で、デビュー当時からファンの方はもちろん、
ライブ配信で出会った新しいファンの方も含め、
どれだけライブ会場で1つになり、交流できるかが最大の目標かなって思います。

観客動員数も、会場のキャパシティも、
メジャーでやっていた時の自分を超えるっていうのは大きいです。

じゃないとフリーになって挑戦した意味がないので。

井口恵:常に自分を超えていく姿勢が素敵です!

「kanatta」は女性の社会進出を応援することをテーマにしているのですが、
これから何かチャレンジしたい方、また、チャレンジしたいけれどなかなか一方踏み出せない方に対して何か一言メッセージを頂けますか?

川上実津紀:クラウドファンディングをやると決める前は、
自分が音楽活動をやりたくてやっているんだから、全部自分がやらないと!と思っていたんです。

フリーになって1枚目のCDから、ファンの方に協力頂こうなんて、
厚かましいし甘えているんじゃないかと、正直悩みました。

そこで一歩踏み出せたのは、
良いものを提供することで、絶対恩返しをすると決心できたからですね。
必ず後から恩返しをするから、
まずスタートはファンの方に協力をお願いしようと決めたんです。

今回やってみて、
思った以上に多くの方が応援してくれていることを感じました。

ライブ配信で1回だけ来てくれた人が支援してくれたり、
意外な人からの支援があったり。。。

夢は口に出して語っていくと、
それを応援してくれる人はいると体感しています。

臆病にならず、まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか?

井口恵:素敵なお言葉ありがとうございます!

 

まとめ

kanattaは輝く女性を応援しています。

川上実津紀さんのように、なにかにチャレンジしたい、チャレンジするための資金が必要
という方は、kanattaで起案してみてはいかがでしょうか?

kanattaでは、コンシェルジュがあなたの起案をサポート。
クラウドファンディングが初めての方でも安心して取り組める体制を整えています。

 

[kanattaクラウドファンディングサイト]

新サイト:https://kanatta-lady.jp/
(8/22サイトリニューアル)
旧サイト(起案実績):https://memory.kanatta-lady.jp/

 

まだ何をしたいか探し中という方は、

kanattaが開催している女子会(kanatta salon)にぜひ参加してみてください。

参加することで、新しい自分の発見があるかも・・・

 

kanatta salonへの参加はこちら

kanatta salonの様子はこちらからチェック

 

川上実津紀さんの活動をもっと知りたいという方は、こちら

https://www.youtube.com/channel/UCNao9jNdeMwN2EeMfosJK7Q

https://www.instagram.com/mizuki_kawakami_tokyo

https://twitter.com/Mizuki_Kawakami

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