発酵技術で循環型社会を構築!サスティナブル化粧品『ファーメンステーション』の魅力
ゴミを出さない循環型ビジネスモデルとして国際連合工業開発機関から認定
皆さん。ファーメンステーション(FERMENSTATION)という会社をご存知でしょうか?
答えは化粧品メーカーなのですが、実はただのメーカーではないのです。
『未利用資源×発酵でつくるサスィテナィブル化粧品原料』として注目され、
国際連合工業開発機関(UNIDO)から「開発途上国・新興国の産業開発に資する優れたサスティナブル技術」として認定されている、今注目を集めているサスティナブル企業なのです。
今回は、このファーメンステーション(FERMENSTATION)について取り上げていきます。
循環型ビジネスモデルとは
”ファーメンステーションの特徴は、ごみを出さない循環型ビジネスモデルにある。米を発酵させてオーガニックエタノールを作るときに出た残り粕(米もろみ粕)にはセラミドが多く含まれており、それを石けんやエキス化して化粧品の原料としたり、ニワトリや牛の餌にしている。またそのニワトリや牛の糞を畑の肥料として活用するなど、一切の資源を無駄にしない仕組みだ。原料となる米はJAS有機認証を取得し、そこから作られたエタノールもUSDA(アメリカ合衆国農務省)やエコサートコスモスのオーガニック認証を取得するなど、しっかりとしたエビデンスを持たせている。また米以外にも、果物カス(リンゴ、バナナなど)、茶カスなど多様な素材からエタノールを製造することができるのも特徴だ。”
出典・引用:WWD HP
ゴミを出さないことをここまで徹底されているのはかなり珍しいです。
普通では廃棄してしまう物から新たな商品を産み出したり、またそこで出たカスも動物の肥料にするのは驚きです。
さらに果物カスからも生産がはじまるというのは目からウロコでした。
何がすごいの?
上項だけでも十分すごいのですが、『米』に注目したのもポイントのひとつです。
日本では、お米の消費量と生産量が年々減ってきており、その結果使わなくなった水田が増えています。
そしてこういった水田では害虫が発生し、近くの田畑に影響を与えてしまいます。
そこでファーメンステーションは使わなくなった水田で、オーガニック米を生産し水田を復活させる活動を始めました。
ゴミを出さないことは当たり前。
より視野を広げて日本の文化の再生にも目をつけているところが私自身驚きでした。
またオーガニックエタノールも、滅菌や防腐作用がある上に水にも油にも溶ける優秀な原料。石油由来のエタノールと違い、刺激も少なく、臭いも抑えられているそうです。
ここまでこだわりの商品とはどんなものか気になりますよね。
商品紹介
○エタノール
有機JASオーガニック米から作ったエタノールです。
手作りコスメや手作りアロマにいかがでしょうか。
○スキンケア(フェイシャルソープ)
無農薬・無化学肥料のお米を麹と酵母で発酵させた米もろみ粕をたっぷり配合、お肌のうるおいを保ちます。
個人的には家族全員で使えるさっぱりタイプがお気に入りです。
○アウトドアスプレー
お米からできたエタノールをつかってつくった天然成分100%のボディ&ハンドケアシリーズです。
ルームフレグランスとして使用してもOK。爽やかな空間を楽しめます。
最後に
ファーメンステーションの代表取締役 酒井里奈さんは10年前からサスティナブルな取組を実施してきました。
もともと環境問題に興味があり、32歳で大学へ入学し発酵技術を使って生ゴミを燃料に変える技術を学んでファーメンステーションを立ち上げたそうです。
環境問題に向き合い、謙虚に学び形にする姿がとてもかっこいいですね。
今後のファーメンステーションの活躍に注目です。
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