「ビニール傘」は大きな環境問題!その現状と対策とは
雨が降ったら、ビニール傘。しかし廃棄問題があるのをご存じですか?
皆さんこんにちは。
あっという間に梅雨の季節となってきましたね!
私は雨が降っている事がわかっている時は、家にあるビニール傘を持っていきます。ただ帰りに降っていなかったりすると、ついつい忘れて、置いてきてしまいがちです。
急に雨が降ったときも、ついつい買ってしまうのがビニール傘ですよね。コンビニや、どこにでも売っていて手に入りやすいので、気づいたら家に何本もあるなんてことも・・・。
そんなビニール傘、便利で安く使いやすいですが、その分あらゆる所に忘れられたり捨てられていたり。
今回はそんなビニール傘の現状と、廃棄されたビニール傘の行方も見ていきたいと思います。
現状のビニール傘廃棄問題とは
まず日本の傘の消費量は、なんと世界一だということをご存知でしょうか。
世界と比べると、気候の問題もあると思いますが、ブラジル等では傘は利用しないそうです。理由としては、濡れたとしても直ぐに乾くからなんだとか。
海外の方から見ると、日本の傘をさしている風景は珍しいものになるようです。
確かに言われてみると、海外の映像で傘を利用している印象がありません。それに、想像してもしっくりこないですね。(個人的なイメージですが。)
そんな傘を大量消費する日本のビニール傘は、年間約6500万本が消費されているようです。
そして、ほとんどが廃棄され、処理しきれていないというのが現状です。
どこかに置き忘れたビニール傘は、警視庁に届けられるようですが、あなたは取りに行ったことがありますか?
雨上がりに都内を歩いていると、捨てられてしまっている大量の傘を見かけることも少なくありません。
ビニール傘は便利ですが、決して使い捨てをしていい訳ではないのです。
まずは現状の把握と、意識を変えていきましょう。
廃棄ができない?ビニール傘の処理の仕方
ビニール傘の現状をお話しましたが、実際更に困った問題が起きています。
その問題とは、中国のプラスチックゴミの受け入れ停止。
日本は、大量のプラスチックゴミの処理を中国に頼ってきたので、現在、処理場ではどんどんプラスチックゴミが溜まっていっているようです。
更に、ビニール傘は鉄とプラスチックの分別をする必要もあります。
そして、処理の仕方については、各自治体によって違うようです。
粗大ゴミとして処分するところもあれば、燃えないゴミとして取り扱うところもあり、分別しなければならないところもあります。
自分の地域が、どの処分方法に当てはまるかしっかり把握して処理しましょう。
ビニールと鉄とプラスチックに分ける場合には、ハサミ等を使い分解しますが、傘によっては鉄に似たプラスチック素材だったり、怪我をする恐れもあるので、手袋をはめながら作業した方がいいですね。
安いぶんすぐに壊れてしまうので、大切に扱う意識はあまりないように思います。
しかし、処理も廃棄も手間がかかるので、道端に捨てられてしまっている傘が多いのが実のところですよね。
少しでも、廃棄の手間が減るようにしていきましょう。
ビニール傘が、エコバックに!?
ついつい使い捨て感覚のビニール傘ですが、ちゃんとリサイクルして再利用しているものもあるみたいです!
それは、こちらのPLASTICITY(プラスシティ)というブランドです。
「10年後になくなるべきブランド」を宣言しながら、ビニール傘の耐水性や汚れに強い特性を残し、バックとして生まれ変わらせています。
値段帯は、8000円〜13000円ほど。
ビニール傘が生まれ変わるには、日本が誇る職人技があり、この傘大国日本だからこそ生まれた技術だと思います。
耐水性が高いし汚れに強いとなると、使い勝手も良いですし、どこにでも持っていけるので一つあるだけで重宝しますね。
ビニール傘の使い方を改めながら、こういう部分でも廃棄問題に貢献出来る事があります。
皆さんも是非一度ご利用してみてはいかがでしょうか。
ビニール傘を買う前に、シェアリングサービスを!
今、傘のシェアリングサービスがあるのをご存知ですか?
そのサービスを提供しているのが、「アイカサ」です。
24時間70円で借りれて、駅やオフィス等に設置してあります。
正直、ビニール傘を買うより安いです。
最近、シェアリングで自転車や車などを利用している人はよく見かけますが、その傘バージョンですね。
急な雨が降ってきた時でもさっと利用出来て、止んだらすぐに返せばよいので手元がすぐに開けられます。
お買い物の時やちょっとした時に使えて、経済的にも環境的にも優しいサービスです。
いままで、なんとなく買ってしまっていたビニール傘。
これを機に、シェアリングサービスを利用したり、エコバッグを買ってみたりしてはいかがでしょうか。
自分に出来ることって身近にいっぱいありますよね。
世の中にようやく注目され始めたエシカルやサステイナブル。難しく考えずに意識を少し変えるだけで、簡単に取り組めます。。
SDGsの17の目標に対しても、ビニール傘の扱い1つで色んな確度から貢献できます。
持続可能な社会、環境にしていくためにも出来ることから取り組んでいきましょう。
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