フードマイレージを知ろう!私たちにできることはなに?
フードマイレージを知って、できることを考えよう
みなさんはフードマイレージという言葉を知っていますか。
最近、友人からフードマイレージが大事ということを聞きました。
最初聞いた際に「フードマイレージとは、航空マイレージのように何か貯めて使えるものなのか。」と、考えて調べてみると全く違うもので驚きました。
今回はそんなフードマイレージについて紹介していきます。
フードマイレージとは
フードマイレージとは「食料(food)」と「輸送距離(mileage)」 の造語で、1994年にイギリスの消費者運動家ティム・ラングが提唱した概念です。
フードマイレージの高い食料、つまり遠く離れた生産地から届く食料は、輸送や輸送までの保管などに石油などのたくさんのエネルギーが使われており、多くのCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)が排出されていることになります。
こちらが、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標になっており、単位はt・km(トン・キロメートル)で表記されます。
一人あたりの食料の輸送距離がどれくらいかかるかがわかるものとなっており、現在は日本が世界第1位となっています。
それではフードマイレージが高いとどんなことが起きるのでしょうか。
輸送距離が長いと、CO2の排出量が多くなります。
国土交通省のデータによると、2019年に日本の運輸部門から排出されたCO2は、約2億6,000万tで、全部門の18.6%という結果が出ていて、問題になっています。
より詳しくしりたい方はこちらをご覧ください。
フードマイレージを減らすことで期待できること
それではフードマイレージを減らすことにより期待できることはどんなことでしょうか。
現在、サスティナブルやエシカルといった観点から環境にやさしいものを使おうというメッセージもあるように、フードマイレージを減らすことで環境対策の取り組みにつながります。
また、フードマイレージを減らすことで食料の供給も防ぐことができます。
2021年11月下旬に問題になったのがコロナウイルスでの影響により鶏肉の輸入が困難になり、通常の70%仕入れることができないという状況も発生しています。
このような事態となってもフードマイレージが低ければ対処できます。
また、輸入できたとしても輸入ルートにより価格が高騰し、市場価値が上がる可能性もあります。
ただ、身近な場所で採れるものを食べる「地産地消」などをして、フードマイレージを減らすことで価格高騰を防ぐことができます。
フードマイレージを減らすために私たちができること
それではフードマイレージを減らすために私たちはどんなことができるでしょうか。
一つできることとしては、CO2の負荷が低い商品を選ぶことです。
CO2の負荷が低い商品とは、国産の食材を使うことです。
ただ、国産の食材は高いイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。そういった方には以前にkanatta libraryで取り上げた規格外野菜や傷ついてしまった訳ありのシーフードはリーズナブルな値段のため、おすすめですので、手に取ってみてはいかがでしょうか。
ぜひそういった食材を選ぶことも大事ですね。
規格外野菜に関してはこちら
海産物フードロスに関してはこちら
さいごに
いかがでしたか。
最初はフードマイレージに関して安易に考えていましたが、実際に調べてみるとまさに日本が課題としていることでした。
今までは安いからという理由で購入していた食材が、多くのCO2を排出していることを知りました。
これからは、みなさんもフードマイレージや地球環境のことを考え、国内や身近な場所で生産された食材を購入してみてはいかがでしょうか。
SDGs、エシカルについて、まずは知ることから始めたい方は、このkanatta libraryを、
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