「人のためになるものを創りたい!」h.LAB代表大平ひとみさんの仕事に対する思い
※トップ画像は、大平ひとみさんご提供画像
「これが私が創った製品です」
出典:どのようにして他業界・未経験から、化粧品の処方開発職に就くことができたのか。
と、笑顔で「Clean & Refresh Hand Care Mist」を見せてくれた、h.LAB代表大平ひとみさん。
初めてお会いするとは思えないくらい気さくで、とても話しやすい印象を受けました。
今回大平さんにインタビューをさせていただいた場所は、JR山手線目黒駅から徒歩3分の「WE ARE THE FARM 目黒(ウィーアーザファーム)」
WE ARE THE FARM 目黒
内装はとってもおしゃれで、オーガニック野菜にこだわったお店です。
開発されている製品のように、お話を伺(うかが)う前からオーガニックなものへのこだわりを感じられます。
ランチを食べながら楽しくお話を伺いました。
化粧品業界に入った理由とは?
「ずっと百貨店で見て回れるくらい化粧品が好きだったんです」
とにかく化粧品が好きだったという大平さん。
お肌をみるとハードな毎日を過ごされているにも関わらず生き生きとしていて、その想いもより強く伝わってきました。
大平さん:
「もともとは、食品メーカーに就職して3年間働いていましたが、開発の仕事がしたいと考えて転職先を探していたんです。
その中でたまたま未経験でも応募可能な化粧品の処方開発職の募集があり、化粧品好きだし受けてみようかなと思ったところから、化粧品開発に携わるきっかけになりました」
出典:日本初!オーガニック認証成分のみでつくった、人・環境にやさしくエシカルなアロマミスト『Clean & Refresh Hand Care Mist』を12月14日(月)本リリース!
「転職する前、体調を崩して肌荒れしていたんです。
免疫が下がっていたからすぐ風邪を引いていたし、マスクで肌も荒れて痛くなるくらいでした。
その時、親が使っていた美容液に助けられました。その素晴らしさにどれだけの人が助けられているかと考えると、私もそういうお守りとなるようなものを創りたいと考え始めました」
大平さんの体験からくる話に、今の製品開発するときのこだわりの理由が少しずつ分かってきました。
起業したきっかけと実際にやって感じたこと
出典:今日も、ラジオ番組に出演させていただきます!! h.LAB
そもそも、大平さんが起業したきっかけは何だったのでしょうか。
大平さん:
「その当時は起業を全く考えていなかったけれど、マーケティングを学ぶために大学院へ行き始めいろんな方との出会いの中で、起業している方とのお付き合いが増えて起業が身近なものになりました。
その出会いが自分自身も一度やってみようという後押しになったんです。それに一度は自分自身の手で自分のブランドを創ってみたかったというのもあります」
もともとは関西で仕事していたところから、大学院へ行くために上京した話を聞き、その学ぶ姿勢やより喜ばれるものを創ろうという想いが伝わってきました。
大平さん:
「いざ自分一人でやってみると、自分が思っていた以上に自分の力不足を感じました。
広報とか営業とか当たり前に進んでいることに気づいていなかった。
だから、会社から離れた時に何もないので、迷いがものすごく出てきました」
そんな中で周りの起業している仲間の背中を見ながら、乗り越えてきた話も聞きました。
大平さん:
「一つ一つの積み重ねだし、それだけの努力はしないといけないと考えています。
みなさんものすごく勉強されているし、常に全体を俯瞰して様々な視点で物事を考えている。仕事に対する捉え方や人との接し方を学ばせてもらっています。
会社員の時は仕事に関係する人とだけ関わる狭い世界にいましたが、起業して年齢や業界関係なく、いろんな方と出会えたことが自分の成長に繋がりました」
さまざまな経験が、大平さんの財産になっていることが感じられました。
コロナ禍の中で生まれたデビュー商品「Clean & Refresh Hand Care Mist」
『Clean & Refresh Hand Care Mist』はサステイナブル・セレクションの二ツ星にも認定されている商品です。
もともと起業した当初は『Clean & Refresh Hand Care Mist』を創りたくて起業した訳ではなく、その時は自身の経験から美容液を創りたいと考えていたそうです。
製品を創り出すきっかけになったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大したことでした。
もともと起業した当初は『Clean & Refresh Hand Care Mist』を創りたくて起業した訳ではなく、その時は自身の経験から、自社ブランドのデビュー製品は美容液にしたいと考えていたそうです。
その中美容液ではなく『Clean & Refresh Hand Care Mist』を創り出すきっかけになったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大したことでした。
大平さん:
「今自分自身に何ができるんだろうと考えていたとき、友人からオーガニックミストをもらって安らぎと安心感を与えられ、オーガニックの良さを感じられました。
こんな状況だからこそ、友人からもらったオーガニックミストのように人のお肌や心に安らぎを与え、支えとなるようなもの、人のためになるものを創る。
美容液の開発を進めている場合ではない!と感じて、この『Clean & Refresh Hand Care Mist』の開発を始めました。
こだわって愛情を込めて創ったものなので、その想いが伝わった時がとても嬉しいです」
私が話を聞いていて驚いたのが、製品を思いついてから世の中へ出ていくまでのスピードの早さです。
2020年の4月からコンセプト設計、処方開発を始め、10月にはデビュー商品として販売を始めていました。
本来なら、製造依頼から納品までで半年はかかるそうです。
このスピード感で実現できたのは、会社員時代に商品化までの一連の経験があるからという面もありますが、並大抵の努力では追いつかなかっただろうと想像できます。
大平さんが描く、理想のビジョンとは
今、大平さんが描いているビジョンはどのようなものなのでしょうか。
大平さん:
「理念にもあるんですけど、人や動物・自然がより良い環境で、共生できる世の中を創っていきたいので、商品を通じてそれらに関することに取り組んでいきたいと考えています。
サスティナブルなもの、動物実験をしていないものなどの原材料を採用するなど、商品を通じて社会貢献につながる活動を行って、お客様や私たちメーカーも含めて、みんなにとっていいなと思うものを創っていきたいです」
「近年化粧品は一過性のブームを追い求め大量生産大量廃棄をされている風潮がありますが、本来化粧品はそういうものではなく、お肌の心の支えとなり長く側に置いておきたいと思うお守りのようなサスティナブルな存在のものだと考えているので、そういう一つのものを大事に使いたいと思えるものを創りたいです。
それが自分のためだけではなく人や環境のためにもなる。商品に直接携(たずさ)わっていない世界の方々の想いや状況をもっといろんな人に伝えていきたい。
この想いをどう伝えていくかが今の課題です」
話している大平さんの表情はとても明るく、話されている言葉の一つ一つに力強さを感じました。
他にも大平さんは、社会貢献活動をしている企業とのコラボやタイアップ、また売り上げの一部をWFP(国連世界食糧計画)への寄付を行ったりもしています。
出典:「えんとつ町のプペル」コラボデザインのオーガニックハンドケアミストが登場
さいごに
今回のインタビューを通じて、刺激をたくさんいただきました!
大平さんの熱い想いを聞いて、私自身ももっと周りの人や社会のためにできることはないかと考えました。
その学ぶ姿勢やチャレンジする姿勢も、たくさんの人にいい影響を与えるのではないかと感じます。
今後の大平ひとみさんの活躍が楽しみですね。
h.LAB代表 大平ひとみ
1979年生まれ
15年に渡り、化粧品OEMメーカーにて処方開発職、大手化粧品メーカーにて企画開発職に従事し、数多くの国内・海外化粧品ランドの開発に携わる。
これまでの経験を活かし、自らの手でお肌と心の支えとなる商品を開発し、一人でも多くの方にお届けしたい。そして商品を通じて、人・自然環境活動に貢献したいという想いを胸に、2019年起業。
h.LAB
“Enrich your Skin, Mind and the World”
「お肌と心にうるおいを。そして、うるおいに満ちたセカイへ」
を企業理念に、人々の心身の支えとなる化粧品を開発し、商品を通じて、人・動物・自然がより良い姿で共生できる社会になるよう貢献することを目指して、人・自然環境貢献につながるサスティナブルな原材料を積極的に採用した商品づくりを行う。
そして業界問わず取り組みをされている企業様との協業により、社会貢献活動をさらに推進しています。
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