エシカルの取り組みに適したお米「晴れの国うまれ 里海米」とは
岡山県産米を使ったエシカル消費に適したお米とは
「里海米」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「里海米」とは瀬戸内海で育てられた牡蠣の殻を肥料にして育てられたお米のブランド名です。
エシカル消費に適したお米として今注目されている「里海米(さとうみまい)」をご紹介していきます。
エシカル消費の一つに繋がる里海米
瀬戸内海では牡蠣の養殖が盛んです。そして、牡蠣の身を食べた後に残るものと言えば大量の「牡蠣殻(かきがら)」であり、この牡蠣殻の処分が課題となっていました。
このまま処分すると牡蠣殻はゴミになりますが、牡蠣には身だけでなく、牡蠣殻にもカルシウムや良質なタンパク質・天然のミネラルがなどの栄養分が豊富に含まれているため、この牡蠣殻を細かく粉砕して、農畜産物の肥料・飼料として活用されるようになりました。牡蠣殻にもともと含まれている栄養分によって農作物や家畜が元気に育つだけでなく、大量のゴミが減らせるようになりました。
また、里海米は肥料に牡蠣殻を使用するだけでなく、環境負荷を小さくするために無洗米加工を施しています。
なんと、お米の研ぎ汁は水質汚染の原因の1つとされていましたが、無洗米加工のため研ぎ汁が出ないような取り組みもされています。
瀬戸内海かきがらアグリとは
瀬戸内海で育てられた牡蠣殻を有効活用するために事業化された瀬戸内かきがらアグリですが、この事業の商品第一号が「里海米」です。
牡蠣の養殖が盛んな地域だからこそ、本来であれば破棄される牡蠣殻を農作物や家畜の飼料にしたりと地球環境保全活動に積極的に取り組んでいます。
牡蠣殻には栄養分が豊富なだけでなく、生きている牡蠣と同様に水質の浄化作用があることが分かっています。そこで河川の環境保全資材としても注目されるようになってきています。
里海米を使ったオススメ料理を紹介します
「里海米」はお米として販売されているだけでなく、地域のスーパーや百貨店などで寿司のシャリとして使用されたり、お惣菜のご飯などにも使用されています。
またお米としてだけではなく、里海米雄町で醸造したお酒も創られる予定となっています。
瀬戸内海を美しく豊かに保つ活動は、これまでは漁師さんや専門家でないと難しいと言われていましたが、消費者でも「里海米」を買って食べることによって、瀬戸内海の保全活動へ間接的に参加していることになります。食せば食するほど、地域にも貢献できるのが「里海米」の特徴です。
最後に
今回の「瀬戸内かきがらアグリ」のように、農畜産物を再利用して環境保全の取り組みをしている事業などもあります。
直接的に事業に関わるだけなく、商品の購入をすることで地域への保全活動へ間接的に関わることもできます。
自分が住んでるエリアなど関係なく、社会貢献の仕方は様々なのでまずは知る事、そして自分のできることから始めてみてはいかがでしょうか。
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