【クラウドファンディング起案対談】女性の悩みを、ひとりにしない。F Treatment代表が語る、今を生きる女性に必要な意識改革とは
株式会社Kanattaのクラウドファンディングにて起案された、『株式会社F Treatment(エフトリートメント)』の代表取締役である金藤美樹穂(きんとうみきほ)さんにお話を伺いました。
今回の起案では、女性の妊孕力の一つである《体内に残された卵子の数》をセルフチェックできる『F check(エフチェック)』を特別販売。これまではクリニックでしか測定できない検査内容を自宅で、微量の血液で調べられるようになりました。わずかな知識と少しの行動でライフプランを広げてほしいという思いが詰まっています。
金藤さんはリクルートに就職され、在籍中にはMBAを取得し、2021年に日本初の卵巣年齢チェックキットを展開しているF Treatmentの代表取締役に就任されています。
今回は、F Treatmentで手掛ける卵巣年齢チェックキット『F check(エフチェック)』についてはもちろんのこと、女性のキャリアや結婚・出産を望む女性に向けた思いまで、弊社代表の井口との対談という形でたっぷりお話しいただきました。
起業への思いとめぐりあわせからF Treatmentの代表に
井口:F Treatmentの代表取締役に就任されたきっかけについて教えていただけますか?
金藤さん:一番のきっかけは、経営に携わりたいと思う中で不妊クリニックへ通院したことでした。
実家が会社経営をしていることもあり、いつか自分も経営に携わりたいと思っており、経営をより体系立てて学びたい思いから2020年にはMBAも取得しました。
結婚してから4年ほどたち、「そろそろ子供を」と考えた際に、もともと婦人科に通っていたこともあり、まず検査をしようと思ったんです。
実際に不妊クリニックへの通院を経験し、大変さや早期に検査することの重要性を痛感し、もともと経営をしたいという志向性とF Treatmentの不妊治療をする女性を支えたいという思いがマッチし、ジョインさせていただきました。
F Treatmentが提供するF checkから、パートナーとの会話が始まる
F checkです!
井口:『F check』はどういうキットで、どのように活用していくものなんですか?
金藤さん:自宅で簡単に卵巣年齢をチェックできるキットなんです。
「卵巣年齢」とは卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるかを表すものです。(医学的には、この「卵巣に残っている卵子の数」を「卵巣予備能」と呼びます。)卵巣の中にある卵子は、女性が胎児のときに作られて以降は増えることなく減少し続けていき、生理が終わる閉経時には卵子の数はゼロに近づきます。
自分自身のキャリアを考えると20代後半はそろそろ子どもも考えるべきだけど、もう少し仕事を頑張りたいなど、妊娠・出産のタイミングに関する悩みを抱える方も少なくないと思います。
妊娠率は年齢に大きく関わってくるため、必要以上に妊娠・出産を先延ばしすることはお勧めできませんが、働く女性にとって、「もう少しの間仕事に集中したい」という時期もあるでしょう。
そんな時に卵巣年齢を知ることで、今すぐ妊活に取り組む必要があるのか、それとも1年、2年程度であれば先延ばしが可能なのか?一つの判断材料として活用することができます。
また、周りに検査をしていることを知られたくない方や病院で結果を聞くのが心理的ハードルが高いから、自宅でセルフチェックでき、スマホで心の準備をした上で検査結果を見れるのは嬉しいというお声もいただいております。
卵巣年齢は妊娠・出産について考える際の材料として活用できるものです。
いつか子どもを望んでいる方も、妊活に関する悩みや不安を抱えている方も、まず自分自身の卵巣年齢を知り、自分自身のライフプランや妊活の計画を考えてみて下さい。
F checkの中身です!
井口:パートナーとの関係性も大事だなと思いますが、関係づくりの中で何が大事だと捉えていますか?
金藤さん:パートナー同士で、しっかりとコミュニケーションをとることだと思います。
漠然と子供が欲しいと思っていても、しっかりと将来のことを考えて子供を何歳までに何人欲しいかって話す機会は作りにくいと思いますし、言い出しにくいと思います。
最近ではクリニックのHPなどでも詳しく解説くださっていたり、オンラインの勉強会を開催しているところも増えているので、一緒に情報を検索して、共に知識を高めていくのも良いのではないでしょうか。
井口:実際に不妊クリニックに通院されていて、大変だったことはありますか?
金藤さん:クリニックに通うにも月経周期とのタイミングが大事なので、医者から「2日後に来てください」など次の診断日は近々の日付を提示されることが多く、あらかじめ予定を立てにくかったりもします。
さらに検査を全部受けるだけでも1か月以上かかったりするので、クリニックに通うのって大変なんですよ。
コロナの影響で外出や通院のハードルが高い方も多いと思いますので、まずは『F check』を使って妊活など行動のきっかけにしてほしいです。
女性にこそヘルスリテラシーを高めて欲しい!
井口:会社や、金藤さん自身の今後のビジョンを教えていただけますか?
金藤さん:女性にヘルスリテラシーを高めてほしいと思っています。
義務教育での保健授業後、妊娠や女性の身体についてを知る機会ってなかなかありませんよね。
正しい知識がないと、必要な意思決定や行動ができないと思います。
キャリアもプライベート(ライフプラン)も両方できる女性が増えてほしいですし、サポートをしていきたいと思っています。
私自身は今、一人目を出産し二人目も欲しいと考えています。
仕事も育児もありますが、二人目妊活とキャリアを踏まえたライフプラン実現に向けてチャレンジしていきたいと思います。
おわりに
今回取材をさせていただき、女性が活躍していく中で切り離すことができない「妊娠」について改めて考えることができました。
金藤さんのお話から、女性が一人で考え・悩むだけではなく、パートナーと一緒に考える事や、ヘルスリテラシーを高めて自分の身体が今どういう状態なのか、把握することがとても大切なんだと気づきました。
皆さんも今後のライフプランを、『F check』をきっかけにして考えてみるのはいかがでしょうか。
F Treatmentさんのクラウドファンディングについては、こちらからぜひチェックしてみてください!
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