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食品ロスを減らしていこう!3つの方法をご紹介 

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食品ロスを減らすことのできるグッズ、システム、ビジネスモデルをご紹介♪

 

 
 
こんにちは!本格的な寒さが続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。私はステイホームでおうちご飯を楽しんでいます。
 
新型コロナウイルスの影響で例年よりも家にいる機会が増え、自炊している人も少なくないでしょう。それにより、いつもより多く廃棄物が出てしまうことは仕方がないことかもしれません。しかし、廃棄物を最低限に抑えることは日本の食品ロス問題を考える上で必要なアクションとなるのではないでしょうか。 

今回は日本での食品ロスの現状と食品ロスを減らすことのできる3つの方法についてご紹介します! 

 

知っておこう!日本における食品ロスの現状

 

 

知っている方も多いかと思いますが、日本ではおよそ2,500万トンもの食品廃棄物が1年間で出されています。この数字のうち、まだ食べることができるにも関わらず廃棄されるいわゆる「食品ロス」は約600万トン、つまり全体の4分の1の食品廃棄物が食品ロスとなっていることがわかります。
(参照:消費者庁

食品ロスが多い一方で、世界では8億人以上の人々が食に困っているのが現状です。日本も例外ではなく、様々な理由で満足な食事を取れていない人がいます。そうした人たちのためにも、私たちのために食品を作ってくれた方々のためにも、何ができるでしょうか。
(参照:農林水産省

 

それって本当に腐ってる?腐った匂いステッカーでチェックしてみよう


(出典:Too Good To Go
 

みなさんは食品が腐っているかどうか、何で判断しますか?主に「見た目」と「におい」ではないでしょうか。見た目でわからなければ最終的には臭いでジャッジすることでしょう。

このステッカーを擦ると、ステッカーに描かれた食品の本当に腐った時のにおいがしてきます。消費者はこのステッカーのにおいと実際の食品のにおいを比較し、本当に食べられないものか否かを判断することで食品ロスを減らすことができるのです!

このステッカー開発には、100万ポンド(およそ1億3000万円)もの保険がかけられた嗅覚を持つダリウッシュ・アラビ氏の協力もあったそうです。同時にステッカーの役割も果たしてくれるため、冷蔵庫に貼ると使いやすいですよね。
(参照:Too Good To Go

こちらはアプリを通じてヨーロッパでは購入することができますが、現在、Too Good To Goのアプリの日本版はなく、直接購入はできません。しかし、この商品が他国でヒットすればすぐに日本にも上陸すると思われます。その時はぜひ購入してみてください!

 

フードバンクとは?ぜひ知って活用してみよう

 

 

フードバンクとは、まだ食べることができるにも関わらず様々な理由で廃棄されてしまう食品を回収し、それを必要な人々や施設に分配する活動のことを指します。日本でのフードバンクの認知度はまだ低く、名称と活動内容ともに認知している人は30%ほどしかいないのが現状です。
(参照:株式会社インテージリサーチ

農家や企業だけではなく、一般家庭もフードバンクに寄贈することができます。基本的に寄贈の水準は団体によって異なりますが、生ものではない方が期限に余裕があるため好ましいと思われます。家庭で消費しきれないもの、期限が迫ってきているものなどが寄贈品として良いでしょう。

私も消費しきれないと判断した御歳暮を地元のフードバンクの団体に寄贈しましたが、申込書の記入などやりとりした後に、寄贈する食品を指定された住所に送るだけというシンプルなプロセスでした。簡単に参加できるため、捨てる前に検討してみてください!

 

食品廃棄0を目指すオランダのレストラン「Instock」をご紹介

 

(出典:Instock Instagram
 

まだ食べられるのにも関わらず不完全な見た目や余剰を理由に廃棄されてしまう食品を生産者や独自のルートから入手し、一流シェフが調理して提供しているレストランがオランダの「Instock」です。通常は廃棄されてしまう食材であるため、お手頃価格でいただくことができます。さらにベジタリアンの方に向けた料理も提供しています。

創業者である4名の徹底した食品ロスの研究はInstockの料理だけではなく、古いじゃがいもとパンから作るビールやそのビールの副産物から作るグラノーラの開発にも繋がっています。彼らは常に廃棄食材について考えており、どうしても食べられないものはバイオガスにして燃料として有効活用しているとのことです。

創業者の意識がInstockというレストランに繋がり、レストランを通じて多くの人が食品ロスの問題への興味に繋がる。おいしいものを食べることで食品廃棄の問題解決の一つのステップとなっているのです。これは日本により普及して欲しいビジネスモデルだと考えています。
(参照:Instock

 

まとめ

 

 

この記事では食品ロスに対する3つのアプローチを紹介させていただきました。

これ以外にも多種多様なアプローチが存在します。その中から自分に合ったものを選んで食品廃棄問題と向き合っていくことが重要だと考えます。

地球環境、食べるものに困っている人々や生産者のためにも、自分たちができることに加え、社会としてできることを一緒に考えていきませんか。

 
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ライター:青山学院大学 伊東詩歩

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