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【エシカルマルシェ出店者紹介】南米の魅力あふれるフェアトレード商品を扱うブランド『JOËL(ジョエル)』

INTERVIEW

11月3日開催!エシカルマルシェ出店者紹介Vol.12

こんにちは。

11月3日に開催される「エシカルマルシェ」をみなさんご存じでしょうか。

 

エシカルマルシェは、Kanattaが運営しているコミュニティ「エシカル大学」から生まれたオンラインイベントです。

 

「エシカル大学」の交流会に参加してくださった方の

「プロダクトやサービスに携(たずさ)わっている人たちの想いを伝えたい」

「エシカル消費をもっと身近に感じてもらいたい」

という想いに共感し、新企画として立ち上がりました。

 

9月11日(土)にキックオフを開催し、エシカルマルシェの理念に共感してくださった方々が続々と集まり、現在約20の企業や団体・個人の方々が出店を予定しています。

今回はフェアトレード商品を扱うブランド『JOËL(ジョエル)』を紹介していきたいと思います。

 

ブランド『JOËL(ジョエル)』とは

『JOËL(ジョエル)』は、ラテンアメリカの女性達と共に商品企画したフェアトレード商品をお届けしています。

 

設立のきっかけは、代表の猪岡愛佳(いのおかあいか)さんが、以前住んでいたメキシコで、自分が出来る国際協力を模索していたことです。
世界フェアトレード機関(WFTO)のラテンアメリカディレクターとの繋がりから、ラテンアメリカの最貧国であるボリビアのフェアトレード団体とチリの小さなフェアトレード団体の女性達について知り、JOËL(ジョエル)を立ち上げました。

ボリビアのアンデス山脈標高4000mを超える高地やチリにある現地工房へ出向き、お互いに大切にしていることや商品について作り手と対話を重ねて、形になりました。

 

JOËL(ジョエル)の商品企画は、トレンドを追い求めるのではなく、日本のお客様に末永く、そして商品を通じて生きるエネルギーを届けられるように、実際に現地の方々と対話を重ねて制作しているとのこと。

 

エシカルマルシェ出店の意気込みとして

「ラテンアメリカのクリエイティビティを表現したカラフルなアート作品のような製品を通じて、お客様にラテンの力強さ、情熱を日本の皆様にお届けしたいと思っております。

このものづくりの循環が、女性たちの仕事の機会創出や子供たちへの教育機会の創出、生きる力へと繋がっていきます。

JOËLの製品を通じて、地球の向こう側で熱く生きる人たちの人間らしさや繋がりを感じていただきたいと思います。」

 

猪岡さんの言葉に「JOËL」のすべてが詰まっていると感じます。

 

『JOËL(ジョエル)』に込められた猪岡さんの想いと今後のビジョンとは

 

(※本人提供画像)

 

今回は、代表の猪岡さんに取材し、今行っている活動や想いを聞きました。

猪岡さんは英国の大学、オランダの大学院開発学修士課程修了、ベトナムの大学院に留学するなど世界を股にかけて学んだ学生時代を経て、 卒業後は外務省にて政府開発援助の仕事に従事しました。 その後、大手自動車メーカー、グローバル人財開発部を経てJOËLを起業されました。

 

2014年起業以来、東京、名古屋、大阪、札幌の大手百貨店約14店舗での販売実績をあげる一方で、中学高校・大学で国際協力をテーマにワークショップや講演経験をされるなど多彩な活動をされています。

取材の回答一つ一つに、想いがにじみ出ていました。

 

Q:起業されたきっかけは?

A:私は、高校生の頃から差別や貧困問題に対して疑問があり、「なぜ貧しい国はずっと貧しいままなのか?」と国際社会に対するある種の失望のような気持ちをもっていました。 児童労働問題を知り、「(失望しているだけでなく)自分も何か行動できる人間でありたい」という想いで、紆余曲折した後、英国、オランダに留学し、開発学を専攻しました。

その後、もっと現場を知りたいという想いが強くなり、ベトナムに留学しました。

タイ、カンボジアで孤児院や国際機関と現地大学の貧困削減プロジェクトにも携わりました。 特にタイのスラム街での活動は今でも強く心の中に焼き付いています。 「あなたはどうせまたイギリスに戻るんでしょ」 そういう言葉を投げかけられて、自分が目指してきたことの意味を問い続ける日々でした。  その後、日本に戻り、国際協力に携わる仕事や企業で働いていましたが、東南アジアでの経験、葛藤は心の中にあり続けていました。 

結婚し、その後住んだメキシコで目にした光景は、そんな私の心を強く揺さぶりました。中南米で目の当たりにした格差社会、路上で生き抜く母と子の姿に何とも言えない気持ちになり、「同じ地球に生きる人間として何か自分に出来ないか」という想いが込み上げてきました。帰国後2014年に、現地女性たちによるフェアトレード商品を販売するJOËLを起業しました。  国際協力を通じてエンパワーメントができる仕事の形を模索している時に、メキシコで出会った友人に、 「世界は一人の活動では変えられないけど、誰かの人生に影響を与えることができる」 という言葉をもらい、もう一度、自分の出来る国際協力に残りの人生を使いたいと強く思いました。この言葉をくれた友人の名前がJOËLです。

 

Q:今取り組んでいること、特にSDGsやエシカルへの取り組みについて教えてください

A:格差が広がる世界の中で、生まれた国や人種に関わらず誰にとっても一度きりのかけがえのない人生、愛に満たされ自信をもって生きることができる世界を、という願いをもって活動を続けています。そのため、中南米の現地だけでなく日本国内においても可能な限り、社会参加が難しい就労継続支援事業所の方々へ業務を依頼しています。

 

Q:今大切にしていることはなんですか?

A:世界で起こっていることに問いを持ち続け、向き合い、希望をもって歩んでいくことです。

 

Q:これだけは譲れないものはありますか?

A:プライベートでは小さな二人の娘の母です。 家族との一日一日を大切に、愛情を注いで共に歩めたらと思っています。

 

Q:これからの展望、ビジョンを教えてください。

A:「人種や国という枠を超えて、生まれた国に関わらず、生きる力、愛を与え合える未来を目指す」というビジョンのもと、思わず軽やかに、自由に歩き出したくなるような心躍る商品を目指して、現地の女性たちと共に活動を続けていきたいと思います。 購入する側が、作り手に思いをはせ、人との「つながり」を感じることにより、相手への敬意が生まれ、地球環境への関心を持つきっかけを生み出していくと信じています。そしてそれは、人間らしさを大切した心豊かな世界を創っていくことに繋がっていきます。 JOËLは、フェアトレード事業と併せて、国際協力をテーマにしたワークショップの開催等の活動も少しずつ行っていけたらと願っております。

 

JOËL(ジョエル)の製品をご紹介!

ここからは、JOËL(ジョエル)の製品を紹介します。

魅力ある製品ばかりなので、ぜひご覧ください!

※インスタグラムの出典はいずれもJOËL (@joel_latinamerica)

 

1.スーパーファインアルパカマフラー

 

 

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アンデス山岳地帯に生息しているアルパカの毛を原料としているマフラーです。

 

高品質なスーパーファインアルパカ素材を100%使用しているので、大変軽く、ふんわりとした肌触りが特徴。

これからの時期におすすめの一品です。

参考:スーパーファインアルパカマフラー | JOËL

 

2.ガラスアクセサリー

 

 

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チリの現地デザイナーの手によって、ひとつひとつ手作業で丁寧にペイントされている一品です。

個性的なフォルムとオリジナル性溢れる模様が、顔周りを明るい印象にしてくれます。

 

遊び心のあるデザインは、まるでアート作品のようで、ガラス素材の出す涼しげな印象と鮮やかさが魅力です。

参考:ガラスアクセサリー | JOËL

 

3.アンティークストーン

 

 

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こちらは、チリの天然石と真鍮(しんちゅう)によって作られた一品。

真鍮を磨く工程においては、有害な化学物質は使用せず、環境に負担の少ない水溶性物質を使用しています。

 

地球にも生産者自身にも、そして身に着けていただくお客様にとっても、優しいモノづくりにより生まれた特別なリングです。

参考:アンティークストーン | JOËL

 

4.インテリアプレート

 

出典:インテリアプレート | JOËL

 

こちらも、チリで活動されているデザイナーの方々が一つ一つ丹念に作っている一品です。

「地球そして人々にとって、より持続可能なものを自分たちの手で創りたい」という想いから生まれました。

 

ヴィヴィッドカラーに彩られたプレートは、1点ものの魅力を放ち、まるでアート作品のよう。

贈り物にもおすすめの一品です。

参考:インテリアプレート | JOËL

 

すべてが、南米のチリ・ボリビアで手作業で一つ一つ作成されています。

手作りならではの「味」が出ている物ばかりで、実際に手に取ったり目にするのが楽しみですよね。

 

エシカルマルシェの楽しみ方

エシカルマルシェでは、エシカル、SDGsの理念をもつ企業や代表の方々が多数出店されます。

 

オンライン上のマルシェだからこそ、全国から出店者が集まるのもポイントです。

途中からでも入場が可能なので、時間内であれば、好きな時間に入ることができます。

 

ブースでは出店者と直接コミュニケーションがとることができるので、エシカルやSDGsについての情報交換をしたり、取り扱っている商品の魅力や使い方など、実際のお店に来店している感覚で楽しむことができます。

ブースの他にもメインステージが設けられ、トークイベントなども開催されるため気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

エシカルマルシェを通じて、日常にエシカルを取り入れていきましょう。

 

[詳細]

エシカルマルシェ〜エシカル消費をもっと身近に〜※オンライン開催

◆日時:11月3日(水・祝)

◆一部 10:00~15:00

◆二部 16:00~21:00

 

プレスリリース

 

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