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【エシカルマルシェ出店者紹介】アップサイクル&エシカルブランド「架け箸」でパレスチナと日本をつなぐ

INTERVIEW

11月3日開催!エシカルマルシェ出店者紹介Vol.4

こんにちは。

113日に開催されるエシカルマルシェをみなさんご存知でしょうか。

 

弊社株式会社Kanattaが運営するコミュニティ「エシカルガール」主催の「エシカル大学」が、2021113日にオンラインでエシカルマルシェを開催します。



エシカルマルシェは、隔週開催の朝活イベントであるエシカル大学の交流会にて、
「プロダクトやサービスに携わっている人たちの想いを伝えたい」

「エシカル消費をもっと身近に感じてもらいたい」

という参加者の想いに共感し、新企画として立ち上がりました。



2021113日(水)2部に分けてオンライン開催される本イベントは、8月よりキックオフを開催し、マルシェの理念に同じように共感してくださった方々が続々と集まり、約15店舗が出店を予定しています。

 

kanatta libraryでは、出店を予定しているブランドのみなさまにそれぞれの想いを取材しました。

今回は『架け箸』を紹介していきたいと思います。

 

(※本人提供画像)

 

中東パレスチナの手仕事のお店「架け箸」

「架け箸」は、パレスチナの本来の魅力や地域柄を、手仕事を通してお客様にお届けすることをモットーとして、オリーブウッドのシンプルな日用品、アップサイクルのファッションアイテムを取り揃えているお店です。

 

代表の高橋智恵さんは、高校生の時に「パレスチナ問題」を知り、2度にわたってパレスチナを訪れます。

 

1度目は旅行で行き、伝統の刺繍(ししゅう)のあまりの鮮(あざ)やかさ、美しさに感動し、紛争地というイメージがまるで変わったそうです。

 

2度目はホームステイ。

パレスチナ刺繍(ししゅう)を生業(なりわい)としている方や、シリア支援の傍(かたわ)らでイベントを企画し、中東の魅力を伝えている方など、様々な出会いに恵まれたそうです。
かっこいいパレスチナの人たちとの出会いを通して、商品作りのアイデアも浮かびました。

 

占領の矢面(やおもて)に立たされているオリーブの木、この木材で箸を作りたい――

そんな想いで生まれたブランドが『架け箸』です。

(※本人提供画像)

 

ブランドに込められた想い

Q:どんな製品を扱っていらっしゃいますか

A:パレスチナ産のオリーブウッドの日用品とアップサイクルのファッションアイテムを扱っています。

オリーブウッドの日用品は現地の老舗フェアトレード団体とコンタクトを取り、1年半ほど前に始めました。

当初は設立のきっかけとなったお箸に集中していましたが、最近は現地が得意とするものは何か探るために色々な気になるものを仕入れたり、食器一式を揃えられないか相談したりしています。

食器は塗装がミネラルオイル、オリーブオイルだけなので、非常に安全性が高く、抗菌性にも優れているため、長くお使いいただけます。

何よりも木目が一点ものなので、機会があればぜひ直に触れてみて欲しいです。

 

Q:製品の特徴やいいところはどこだと思いますか?

A

やはり木なので、災害への備えとしても良いですし、お子様、ペット、ご高齢の方へ、またキャンプの際にもおすすめです。

アップサイクルのファッションアイテムは、はっきりした色遣いなのに、どこか和を感じさせる奥ゆかしい色合いや模様が特徴です。流行に左右されず、長くご使用いただけるアイテムになっています。その時手に入る生地で作るので、同じものは二度と作れない可能性もあるレアな商品でもあります。

ファッションアイテムを取り扱うことになったのは、10カ月ほど前にAisha Designという女性デザイナーにInstagramでオファーしたのがきっかけなんです。

Aishaの色彩感覚に惹かれ、勢いだけで「一緒にやりませんか!」とお声がけを(笑)今は箸袋やスマホカバー、バッグインバッグなど、幅広く扱っています。(※箸袋はアップサイクルでないものもあります)。

 

Q:今取り組んでいること、特にSDGsやエシカルへの取り組みについて教えてください

A:扱っている商品はそもそもすべてフェアトレードで、直接ないし現地団体とコンタクトを取って取引しています。

今、さらに生産者の見える化を推進しようとリブランディング中です。

 

また、扱う素材についても、オリーブウッドは自然素材かつ、実を付けなくなった古木、剪定した枝を使っています。

生産者も思い入れのある植物なので、無駄にするようなことはしません。

布小物はアップサイクルの生地を使用しており、これも現地のデザイナーが家具工場の廃棄問題に着目して始まったプロジェクトです。

 

Q:今大切にしていることはなんですか?

A

架け箸の商品を生活に取り入れたら楽しい、と思っていただけるような広報、HPを製作するためリブランディング中です。

昨今色々なエシカルがありますが、架け箸では素材面のエシカルと作り手のエシカルを大切にしながら、少しずつですが、素敵なものをお届けしたいと思っています。

 

Q:これだけは譲れないものはありますか?

A:心がけているのは、とにかく色んな方に会いに行ってみる(オンライン含め)ことです。お話を聞いてそこから得るものもたくさんありますし、アイデアも浮かぶし、何か協働のきっかけも生まれたりするし、またほかの方と繋いでいただくこともあります。

 

とにかく、個人事業主だからといって、一人でやるのではなく、知恵や技術をお借りして進んでいきたいし、そのほうが幸せだなと感じています。

 

Q:これからの展望、ビジョンを教えてください。

A:架け箸は「スキの気持ちがつくる未来」をビジョンに掲げ、そのために共感を生むような商品、イベント、また発信活動をしております。

今の時点で、パレスチナの人達やその文化に関心がある方はどれほどいらっしゃるでしょうか。架け箸は、商品を通して、作り手の物語や生産地の文化をお届けすることで、たくさんのきっかけを提供していきます。自然と暮らしの選択肢にパレスチナのフェアトレードが加わるように、そんな風に、社会にある様々な課題を拾い上げていきたい、あらゆる人の生の自由を尊重する社会の一助になりたい、そう願っています。

 

(※本人提供画像)

 

彩りが豊富!魅力的な「架け箸」の製品を紹介!

ここからは、「架け箸」の製品を紹介します。

どれも魅力的なものばかりなので、ぜひご覧ください!

インスタグラムはいずれも本文参考・画像出典:架け箸 | 暮らしをデザインする手仕事のお店 (@kakehashi0212)

 

◆お箸入れ

とにかく生地がふわふわな、パレスチナの地場織物をお箸入れにしています。

パレスチナでは頭に巻く布として使われているそうです。

カラフルさが可愛いですね。

 

 

◆オリーブのお箸

パレスチナはオリーブオイルが名産ですが、このオリーブの木はとても優秀で、抗菌性も高く、カラトリーにとても向いているそうです。

みると笑顔になってしまう、デザインが素敵(すてき)です。

 

 

◆内弁慶のスマホカバー

 

(※本人提供画像)

 

鮮やかな柄が目を引く、シンプルなデザインの一品。

バリエーションも豊富でかつサイズフリーなので、携帯を機種変更しても長く使用できるのが特徴です。

 

自分で使用するのも、プレゼントにもおすすめの一品です。

参考:内弁慶のスマホカバー | 架け箸 ONLINE SHOP

 

Upcycledマルチホルダー

 

(※本人提供画像)

 

カバンに取り付けられる、さりげないエスニック柄が特徴のケースです。

印鑑や消毒液など、小物を持ち歩くときにおすすめの一品。

 

シーンを選ばずお使いいただけます。

参考:Upcycledマルチホルダー | 架け箸 ONLINE SHOP

 

エシカルマルシェの楽しみ方

エシカルマルシェでは、エシカル、SDGsの理念をもつ企業や代表の方々が多数出店されます。

 

オンライン上のマルシェだからこそ、全国から出店者が集まるのもポイントです。

途中からでも入場が可能なので、時間内であれば、好きな時間に入ることができます。

 

ブースでは出店者と直接コミュニケーションがとることができるので、エシカルやSDGsについての情報交換をしたり、取り扱っている商品の魅力や使い方など、実際のお店に来店している感覚で楽しむことができます。

他にもメインステージが設けられ、トークイベントなども開催されるため気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

エシカルマルシェを通じて、日常にエシカルを取り入れていきましょう。

 


[詳細]

エシカルマルシェ〜エシカル消費をもっと身近に〜※オンライン開催

◆日時:113日(水・祝)

◆一部10:0015:00

◆二部16:0021:00

 

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