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ビールで地球を救う!“ブリュードッグ”が達成したカーボンネガティブとは

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ブルワリーとして初のカーボンネガティブ達成!取り組んできたこととは

近年、SDGsが注目される中、各企業さまざまな取り組みを実施しています。

これから10年後、20年後、わたしたちが暮らす地球環境のために企業としての取り組みも注目されるようになりました。

特にBrewDog(以下ブリュードッグ)はビール業界として世界初となるカーボンネガティブを達成した企業です。

今回は、そのカーボンネガティブとは何なのか、またブリュードッグはどのような企業なのかについてご紹介したいと思います!

近年注目されているカーボンネガティブとは

カーボンネガティブとは、経済活動によって排出される温室効果ガス(二酸化炭素や水蒸気など)よりも、吸収する温室効果ガスが多い状態を指します。

マイクロソフトが「2030年までにカーボンネガティブを目指す」ということをブログで宣言したことからこの言葉は広がっていきました。
(参考:Microsoft News Center:2030 年までにカーボンネガティブを実現

カーボンポジティブという言葉も耳にしたことがあるかもしれませんが、共通していることは製品や地域、生産手段のCO2の排出量を排除することを目標としています。

※カーボンポジティブ:温室効果ガスを排除する際に、ライフサイクル全体をみて、排出量よりも吸収量が多くなっている状態。

このカーボンネガティブを達成するには、非常にハードルが高く、さまざまな企業が中長期目標として掲げていますが、ブリュードッグはその偉業を成し遂げることに成功しました。

ビール業界では世界初のカーボンネガティブブルワリ―となったブリュードッグとはどのような取り組みを実施したのでしょうか。

カーボンネガティブを達成したブリュードッグとは


(参照:ブリュードッグが“世界一環境にやさしい”ビールに 業界初のカーボンネガティブ達成

ブリュードッグはスコットランド北東部に2007年4月にオープンにしたクラフトブルワリー。 2011年から新しいブルワリーをオープンし、これまで以上に多彩なタイプのビールの製造が可能になりました。 原料の麦芽にはスコットランド産のモルトを使用し、品質にのみ重点を置いて造られるビールは決して商業的ではないわがままとこだわりがたっぷり詰まっています。

(参考:ブリュードッグ

そのブリュードッグがカーボンネガティブ達成のために以下の取り組みを実施したそうです。

・ブリュードッグの関わるブルワリーやイギリスのバーは風力発電によってエネルギーをまかなう
・醸造過程ででてしまう穀物の殻は、醸造所に電力を供給するためのグリーンガスに変換
・使用される水は浄化され、二酸化炭素は人間の体に害を与えないほどキレイにされビールの炭酸にしている
・イギリス、EU、アメリカ、オーストラリアの地元の醸造所では、消費者に届くまでの距離を大幅に短縮している

また、スコットランド高地を購入し「BrewDog Forest」をつくり、2021年初頭から数年間で100万本の木を植える予定です。

普段消費するものをこういった取り組みを行う企業の商品に変えることで、地球環境のための行動を起こすきっかけにできますね。

(参考:BrewDogは世界初のカーボンネガティブ国際ビール事業です

カーボンネガティブの取り組みに積極的に取り組む企業

このブリュードッグの他にどういった企業がカーボンネガティブに取り組んでいるのか、いくつかご紹介いたします。
・マイクロソフト

前出したマイクロソフトは、2030 年までにカーボンネガティブとなり、1975 年の創業以来、直接的および電力消費により間接的に排出してきた CO2 の環境への影響を 2050 年までに完全に排除することを掲げています。
(参考:Microsoft News Center:2030 年までにカーボンネガティブを実現

・スチールケース


(参照:Steelcase

アメリカのオフィス家具を取り扱う企業ですが、2030年までにカーボンネガティブ実現を目指し、2030年までに自社事業からの排出量を50%削減すること、出張などの間接排出量と事業における廃棄物を削減することを掲げています。

(参考:Steelcase:プレスリリース

おわりに

カーボンネガティブについて、いかがだったでしょうか。
各企業の取り組み、そして私たちの日常ひとつのアクションで地球環境へ配慮した生活に変えられることができます。

ぜひひとつのアクションとして、それぞれの商品をお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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