2021年はファストファッションブランドの「サスティナブル」に注目!
実はあのブランドも取り組んでいる「サスティナブル」に迫る!
こんにちは!
冬の寒さもやわらいで、もうそろそろ春が近づいていますね。
春といえば衣替え!ということで服の整理をしていたのですが、改めていわゆる「ファストファッション」ブランドの服を結構持っていて、生活に浸透しているなと感じました。
ふと思ったのが、ファストファッションって
「大量に生産して世界的に販売するので、知名度もあり、流行に合わせて短いサイクルで売る」
のが特徴のため、環境や服を作る人に対しての配慮について賛否両論がある印象ですよね。
参考:ファスト・ファッション | FAST RETAILING CO., LTD.
ですが、ここ最近ファストファッションブランドがより環境などに配慮した動きをしているとのこと。
今回は、そんな「ファストファッション」ブランドのサスティナブルについて紹介します!
「ファストファッション」ブランドの「サスティナブル」とは?
そもそもですが、よく言われるのが「ファストファッションとサスティナブルって結びつくのか?」ということだと思います。
一見すると結びつきにくいイメージがありますよね。
しかし、「ファストファッション」と「サスティナブル」は結びつくのです!
以前kanatta libraryのこちらの記事で取り上げたように、ファストファッションブランドが服の素材から環境に配慮したものを取り入れたりと、徐々にではありますがサスティナブルなアプローチをしています。
私もさまざまなファストファッションブランドを調べてみましたが、
「地球環境に配慮した素材を利用すること」
「環境に配慮した技術を取り入れてものづくりをしていること」
「使用しなくなった衣服やアクセサリーを再利用していくこと」
こちらが主な動きになっているようですね。
ここからは、そんなファストファッションブランドから3つの企業を取り上げて、それぞれ紹介していきます!
H&Mの動きとは?「サスティナブル」なコレクションもご紹介!
こちらは、「サスティナブル・エシカルと言えば!」でおなじみの北欧のブランドですね!
出典:H&M、「#ファッションでアクション」をテーマにした、サステイナブル・キャンペーンを始動
H&Mは、2030年までにすべての製品の素材をリサイクルもしくはサスティナブルに調達をされた素材にすることを目標に掲げています。
現状でもアパレル最大のオーガニックコットンの使用を誇っていたり、ポリエステル繊維のためにペットボトルを再利用してものづくりをしているとのこと。
また、実際に再利用素材を用いたコレクションも存在します。
廃棄されていたものから美しさを生み出すことを目的として作られた「Conscious (コンシャス)」という製品があり、さまざまなアイテムが提供されています。
参考:サステナビリティ
例えば、こちらの「リヨセルシャツドレス」などはいろいろな場面で着られそうです!
出典:リヨセルシャツドレス – ライトデニムブルー – レディース | H&M JP
その他にも、オンラインショップではさまざまなConscious (コンシャス)製品が扱われています。
実際にサスティナブルな動きに特化したコレクションがあるなど、H&Mは、ファストファッションブランドの中でもよりサスティナブルに力を入れて動いているブランドと言えそうですね。
UNIQLO(ユニクロ)の「サスティナブル」2本柱も見逃せない!
出典:トップページ│服のチカラを、社会のチカラに。 UNIQLO Sustainability
ユニクロも、ファストファッションを語る上では欠かせないブランドの一つですよね。
「服のチカラを社会のチカラに。」をスローガンに、さまざまな施策をうっています。
代表的なものが「RE.UNIQLO」という取り組みと「BLUE CYCLE JEANS」という技術です。
RE.UNIQLO
「RE.UNIQLO」とは店舗で回収した服をリサイクルしたり、リユースして世界中の服を必要としている人たちや被災地に届けるという取り組みです。
具体的な動きは3つです。
1.服から服へとリサイクルする。
ジャケットなどのダウン商品を皮切りに「服から服へのリサイクル」を行う。
2.燃料・素材にリサイクルする。
リユースができない服は燃料やリサイクル素材として利用する。
※代表例としては、防音材として加工して利用。
3.支援衣料としてリユースする。
紛争や災害などで住んでいる場所を追われた難民への支援に、回収した衣服を届ける。
最近はUNIQLOの店頭でも衣服を回収するサービスを行っていて、積極的にリサイクル・リユースをしていくという思いが伝わりますね。
BLUE CYCLE JEANS(ブルーサイクルジーンズ)
これはジーンズを製造する工程や素材を見直し、人や環境に配慮したジーンズを提供していくという考え方から生まれた服を作る技術です。
アメリカのロサンゼルスにジーンズ研究開発施設「ジーンズ・イノベーション・センター (Jeans Innovation Center)」を設けて、熟練工の力を借りたり、新しい技術を取り入れながらジーンズの加工技術を研究しています。
この技術を導入した結果、従来ジーンズを製造する際に使用していた水の量を99%削減できたとのこと。
ジーンズは作成する過程で素材や加工に大量の水を使って作られているので、このように数字を見るだけでも、技術の革新により水資源の利用量が減っていることがわかりやすいですね。
参考:BLUE CYCLE JEANS:ジーンズを、地球品質へ。
また、UNIQLOではHP(ホームページ)で「ジーンズ特集」と銘打って、実際にBLUE CYCLE JEANSで作成されたジーンズのコーディネート例なども紹介しています。
ユニクロ|ユニクロのジーンズ|WOMEN(レディース)|公式オンラインストア(通販サイト)
こちらのような、人と環境に配慮したものづくりを行っています。
さまざまな形を展開するGUの「サスティナブル」な動き
出典:サステナブルなジーンズづくり ジーンズ・イノベーション・センター|GU(ジーユー)公式オンラインストア
こちらのブランドも、ファストファッションには欠かせないですね。
GUは服を通じて社会に貢献するというビジョンのもとに、「9つの活動」を中心に取り組んでいます。
同じグループのUNIQLOと一緒に施策を行っているのも特徴の一つです。
サステナビリティ|GU(ジーユー)公式オンラインストア
今回は、その中から「使い捨てプラスチック削減運動」をピックアップして紹介します。
・使い捨てプラスチック削減運動とは?
出典:エコバッグ|サステナビリティ|GU(ジーユー)公式オンラインストア
GUは、使い捨てプラスチックの削減を進めています。
その例が、買い物したときにもらうショッピングバッグです。
数年前まで、GUで買い物した時にもらっていたショッピングバッグは、紙ではなくプラスチック製のイメージがありました。
この施策でプラスチック製のバッグは廃止になり、代わって店頭には再生紙で作られたショッピングバッグや、上の画像にあるようなコットン製のエコバッグを販売しています。
将来的には商品のパッケージやハンガー、梱包材なども削減させていくなど、ものづくりをして・商品販売において扱うプラスチックの使用量の削減、環境配慮素材への変更を進めていく予定とのことです。
参考:サステナビリティ|GU(ジーユー)公式オンラインストア
※「9つの活動」の一つで取り上げられているジーンズについては、以前こちらの記事でも取り上げていますので、ご覧ください!
まとめ
いかがでしたか?
私は、今回紹介したブランドもそうですが、思っていた以上に「ファストファッションブランドのサスティナブルな動き」が進んでいるんだ!ということに驚きましたし、だからこそ身近でできることを積極的にやっていこうと思いました。
身近でできる「サスティナブル」ぜひ実践していきましょう!
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