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SDGs「ジェンダー平等」を小木曽麻里さんと語る

INTERVIEW

こんにちは。

ふーちゃんです。

後半となる今回は、SDGsにどう取り組むか、そして女性の働き方、ライフスタイルについて語ってもらいました。

前半の対談はこちら

3、SDGs「ジェンダー平等」にどう取り組むか

井口:弊社は2016年に設立しましたが、注目し始めたのは去年ですね。

小木曽:すごくいい時期に設立しましたね。

井口:Kanattaは2017年12月25日からスタートしました。当時は「女性を応援するクラウドファンディングです」と伝えたら、反応が薄く「すごくニッチなところを狙ったね」という感じでした。

 

小木曽:去年からブレイクする波が来たというか。SDGsの波が来たのがすごく大きくて、SDGsの中でジェンダーが1つある割に、データを取ってみると「ここが進んでない」というポイントが日本企業は鮮明に出てきました。

 

井口:日本中で、もっと取り組まなければいけないと思っています。

 

小木曽:世界のMeToo運動の波が重なったのかなと思います。これがファッションや流行で終わらず、女性がもうちょっと生きやすいような世の中になって欲しいです。「保険」と「教育」の分野では日本は最高水準ですので、あとはリーダーシップのところですね。日本の女性はクリティカルリーダーシップとエコノミックリーダーシップがまったく取れていません。リーダーシップが全く取れていないのは、女性のせいではなくて、そういった地位にいないことです。

 

この状況はすごく問題です。そういった意味で起業は最もリーダーシップの発揮されるフィールドですので、それを実現されている井口さんもAirさんもすごいし、女性の夢を応援する「Kanatta」の仕組みも素晴らしいと思います。

井口:ありがとうございます。

4、女性の働き方やチャレンジについて

井口:小木曽さんの日々のスケジュールはどのように組まれていますか?海外出張などグローバルな活躍をしているなか、苦労されていることなどあったらお聞かせください。

小木曽:今、子どもが9歳なので、家庭と仕事の両立が一番大変です。私は、あんまりお金を使うことに躊躇せず、ヘルプさんをどんどん使うようにしています。昔のことですが、出張の時は「料理してくれる人」、「掃除してくれる人」と「ベビーシッター」の3人にお願いしていた時期もありました。

それがよくも悪くも、帰ってくると子どもが王子様の気分になっており、「僕、何もしないもんね!」という雰囲気になっていました。最近は自分でやらなければいけないと気づきはじめ、旦那も協力的になり家事などやってくれます。

 

井口:旦那様も育児や家事に協力的ですか?

小木曽:そうですね。やらざるを得ない感じになってくるとやるようになると思うのです。やっぱり日本の女性は基本的に優しいのです。だから、奥さんが外に出るなどして、やらざるを得ない状況に追い込むと、旦那様ももっとやるのではないかと思います。

 

井口:海外出張は、今も多いですか?

小木曽:海外出張は、多いときは月一のペースで色々なところに行っています。海外のインパクト投資のパネラーとして呼ばれるのも多いですし、あとは女性起業家の支援をアジアでやっており、ミャンマーとインドネシアとタイでプロジェクト関連での海外出張もあります。

井口:カッコいいですよね。お母さんが海外で活躍されていて。

小木曽:まだ子どもは、わかってないと思いますけどね。わかっていたら、もうちょっと自分のことは自分でやると思います。(笑)

これからの日本は男の人が変わらないといけないので、海外進出などぜひやって欲しいですね。

 

井口:家庭と仕事を両立する上で大事にされていることはありますか?また、ひとりの時間はありますか?

小木曽:特に意識していることはないですけれど、22時に子どもと旦那が寝るため、22時から24時は自分の好きなことに充てられます。考え事をしている時もあるし、仕事をしているときもあります。ひとりになる時間がないと振り返りもできなくなるため、つらくなります。井口さんは、そういった時間はないですか?

井口:今は、毎日あっという間に過ぎていきます。ミーティングばかりで、毎日忙しい日々を過ごしています。諸先輩方にお話を伺って、月に一度は自分の考える時間を設けています。

 

小木曽:私がゆっくり考える時間は飛行機での移動中の時ですね。ひとりだし、やることも限られてきます。飛行機内ではよく本を読みますが、出張がなくなると読まなくなります。出張の間は、読書や執筆活動など行いますが、そろそろ出張へ行きたいですね(笑)家のコトもしなくていいし、飛行機内が一番いいですね。

 

井口:これから活躍する女性を「Kanatta」でも支援していきたいと考えていますが、女性のモチベーション、メンタリティなど環境的にも難しいところもあります。その中でもチャレンジしている女性に一言お願いします。

 

小木曽:何かにチャレンジされている方は、一番大きな一歩は踏んでいると思います。あとは小さな積み重ねを繰り返すことで、自分が到達したいところかその近くまでたどり着くと思います。

 

第一歩という一番大きなハードルはクリアしたと思うので、ぜひ頑張っていただきたいです。これは私の願いでもありますが、女性が仕事をやりやすい、住みやすいサービスがもっと増えたらいいなと思います。

託児所もそうだし、色々なカウンセリングもあります。女性に共感されやすいサービスは女性の強みだと思います。Kanattaを通じてそういったサービスが実現すると嬉しく思います。

 

井口:託児所を作りたいというプロジェクトも何件かあって、女性に寄り添ったサービスがもっと増えていったらいいなと思います。

 

小木曽:女性ならではの視点は、面白いところがたくさんあります。女性だけが働く職場、まさしくAirさんのような、女性向けのプロダクトや色々な切り口があると思います。今の日本には、まだ足りていない分野ですので、もっとあったら素敵ですね。

 

井口:今後も女性が世の中に発信していけるようなイベントも開催していきます。よろしくお願いします。お忙しい中、本日はありがとうございました。

いい笑顔のお二人♪

 

 

Kanattaでは女性の社会進出やチャレンジを応援しています。

あなたの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

チャレンジしたい女性が集まるイベントも開催してますのでチェックしてくださいね。

 

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