食品ロスを減らそう!3つの取り組みを紹介
こんにちは。
昨今問題となっている『食品ロス』に対し、食品ロスを減らすための方法を今回は紹介します。
食品ロス(フードロス)問題は身近なところで起きていて、他人事ではなくなってきています。
この記事からしっかり現状を把握し、食品ロスを減らしていく取り組みを広げていきたい想いで書きました。
食品ロスの現状
まずは食品ロスの日本の現状についてお知らせします。
平成28年農林水産省発表の資料によると、食品ロスは643万トンと言われています。
これは世界全体の食品援助の2倍に相当し、その廃棄コストは年間2兆円にも及ぶそうです。
また世界でみると、世界の食料生産量の1/3の約13億トンの食料が毎年廃棄されているというデータも存在します。
まだ食べれるのにも関わらず廃棄処分される食品ロスの問題は軽視できない状態にあります。
参考:農林水産省HP
食品ロスを減らす方法①:フードバンク
フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。
出典・引用:一般社団法人全国フードバンク推進協議会
一方に余っている食べ物があり、もう一方で食べ物に困っている人がいて、それをつなぐ活動で、メリットも多いです。
食べ物を受け取る側では『費の節約』。
食品製造企業では『廃棄コスト・環境負荷の削減』。
最後に、行政や環境では『食品ロスの削減・財政負担の軽減』などがあげられます。
食品ロスを減らす方法②:腐った匂いチェックステッカー
英国に本拠を置くイニシアチブ「Too Good To Go」が、食品がまだ食べられるかどうかがわかるステッカーを開発しました。
英国で廃棄されることが多い4つの食品(卵、オレンジジュース、ビール、オーツ麦)を対象につくられました。
このステッカーはこすると、食品が本当に食べられなくなった時のにおいがするので、消費者はこのステッカーのにおいと、食品のにおいを比較することで、まだ食べられるか判断でききます。
まだ食べられるのにも関わらず、賞味期限切れになった時に中身を確認せず廃棄してしまう経験がある人も多いのではないでしょうか。
消費者庁が平成29年に徳島県で実施した実証事業では、まだ食べられる食品が捨てられた理由の11%が「期限切れ」(賞味期限切れ6%、消費期限切れ5%)で、英国では、1/3の人が食品が悪くなったかどうかを賞味期限のみで判断しているというデータがあると言われています。
食品ロスを減らす方法③:廃棄食材を再利用するレストラン『INSTOCK』
オランダ・アムステルダムで最近話題となっている廃棄予定の食材を集めて再活用したレストラン『INSTOCK(インストック)』です。
オランダ最大のスーパーマーケットチェーンである『アルバート・ハイン』の3人の従業員が、食品廃棄物の多さを目の当たりにし、この問題を解決するためにレストランを立ち上げたそうです。
『アルバート・ハイン』の店舗から「過剰在庫」「見た目が悪い」「賞味期限が近い」食材を毎日集めて、シェフが変化する食材をもとにランチとディナーのメニューを考えるそうです。
最後に
食品ロスについて大小様々な取り組みがあります。
そして そのひとつひとつが食品ロスに対し何かできないかと考えて動いた結果となっています。
世界を通して大きな問題となっている食品ロス。私たちのひとつのアイディアと行動が今後の解決に大きく影響されるのではないでしょうか。
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